理事長所信

2020年度 理事長所信・基本理念・基本方針・基本計画

一般社団法人 鎌ケ谷青年会議所 2020年度

第44代理事長 田邊 政人

【はじめに】

地域発展を心から願い、青年会議所運動を展開し、今日まで創始の想いを紡いでこられた 先輩諸兄の英知と勇気と情熱に支えられ、鎌ケ谷青年会議所は創立44年目を迎えます。青 年会議所運動の変化に伴い2013年には法人格を取得し、一般社団法人鎌ケ谷青年会議 所として改め、この愛する故郷鎌ケ谷のために尽力してまいりました。私たちは地域の明る い未来を創造する組織であるという責任と誇りのもと、次世代に繋げる地域発展を実現す るために温良恭倹の精神を持って、より必要とされる団体として地域、まち、人へと力強く 青年会議所運動を展開してまいります。

【同志が集えば地域が変わる】

20歳から40歳までと活動期間が定められている青年会議所において、会員拡大は長 年の課題であります。全国的に会員数の減少が懸念されるなか、近年鎌ケ谷青年会議所にお いては幸いにも横ばい、もしくは微増が続いています。少子化や高齢化等の人口問題を抱え る我が国では、会員の減少は当然起こりえる問題です。そのなかで多くの人を巻き込んでい くためには、積極的にJC活動に取り組み組織の魅力や有用性を他者に伝播していかなけ ればなりません。会員一人ひとりが主体性を持って取り組めば、自ら発する言葉に責任を持 ち、想いを伝え、心を動かしていくことができます。揺るぎない想いのもとに同志が集い、 活力ある地域づくりに変えていきます。

【知識の探求・地域の未来へ】

青年会議所は、地域を牽引する人財の育成を目指し、自己成長を求める団体でもあります。 メンバーには企業の経営者や経営に携わる方が多数在籍し、また業種は多岐にわたるため 企業や個人での知識や有益な情報は千差万別にあります。変化の激しい現代社会を柔軟に 対応するためには、様々な情報を集め経験から得られる知恵が求められます。私たちのやる べきまちづくりは広い視野を持ち地域を超え発展していくこと、そのためには地域拡大運 動を展開する有益な人財が必要不可欠であり、さらには同じ目標を共鳴しあう知識共有が 必要です。多くの人が繋がることで新しいまちづくりと地域の絆を構築してまいります。

【SDGsを活かせる地域へ】

国連が掲げた「持続可能な開発目標」SDGsは、2016年から2030年までに達成 するべき17の目標と169のターゲットから成り立ち、世界各国では環境改善や社会 開発の問題解決に向けて様々な取り組みが行われています。我々の住み暮す日本国内の現 状においては、マスメディアを始め企業の周知活動により認知度は緩やかに向上して います。SDGsは私たちの目標である「明るい豊かなまちづくり」に共感共鳴できる理 念であり、青年会議所とSDGsの取り組みを周知させることで我々のブランディングは より認識され、互いの認知度向上を目指すことができます。SDGsを活かすには地 域の調査が必要であり、地域の特色とSDGsの共通点を探究することで市民や行政 に取り組みを推進し、互いのメリットを活かし新たなまちづくりを創造します。

【信頼を結ぶ組織運営】

青年会議所は会議体であり、私たちは会議を重ねながら多くの重要事項を迅速に判断し、 決定していきます。また強い組織とは個々の経験や長所を最大限に集約させ、課題目標を期 待値以上に成し遂げることです。総務は組織の中心であり、総務と事務局が連動して、質の 高い運営をしていかなければなりません。そこで重要なのがセカンドリーダーシップです。 セカンドリーダーシップはお互いを考え行動し、信頼関係を築き、意識改革を促す基盤にな ります。組織が生み出す成長の機会を通じて、より良い人財を育成し、利他の精神で行動で きる仲間と互いを磨き合い、さらにこのまちを光り輝く地域とすることができると確信し ています。

【次世代に繋がる笑顔】

私たちの住む国や地域はこれまで多くの変化を伴いながらより便利で快適な社会へと発 展を遂げて来ましたが、一方では近年多発している記録的な豪雨等の異常気象や、人工知能 の発達普及をはじめとした第4次産業革命への対応等、次々と新たな課題が生じています。 同じまちでも現在をとりまく環境は私が子どもだった頃とはまったく違うものになってい ます。一例としては地球温暖化の影響により、猛暑日が続き外で元気に遊ぶ子どもたちの姿 を見る機会が減ったのも変化の1つです。また学校においても教師の働き方改革により、 我々が経験していたクラブ活動等、校内外事業は減少の一途をたどっています。私たちは 「明るい豊かなまちづくり」のために地域や学校、関係諸団体と連携を深めていくことで、 子どもたちの健全な成長に繋がると考えます。そして地域の未来を担う子どもたちが笑顔 になるには、私たち大人が笑顔でなければなりません。まずは私たちから笑顔を伝播してい きましょう。人を大切にし、楽しいまちづくりを創造してまいります。

【結びに】

「楽しくなければJCじゃない」という言葉があります。 もちろん、ここで言う楽しさとは目先の娯楽や快楽ではありません。では、どこから楽しさ が生まれてくるのでしょうか。誰が楽しさを与えてくれるのでしょうか。これは外から与え られるものではなく、自分自身で見つけなければなりません。何事にも真剣に取り組む事に より、楽しさが生まれてくるものであります。そして誰もがJCは「楽しい」と実感できれ ば、自然と活力も溢れ、楽しい魅力ある鎌ケ谷青年会議所になれると確信しています。青年 会議所活動・運動を行うには、地域の皆様や先輩諸兄、何より私たちを支えてくれる家族や 会社がある事を忘れてはなりません。青年会議所は、本気で取り組むほどに支えてくれる家 族や会社に、負担をかけてしまう事があるのは事実です。だからこそ、支えてくれる方々に 対して、常に感謝の気持ちを忘れず、ここで得た学びで還元していく必要があります。自分 以外の誰かのために自己成長をするという意識を持つ事が、お世話になっている方々へ恩 返しに繋がります。 入会したときの動機が一人称から始まり、JC活動やそこで得られた経験を通じて、人のた め、地域のためと考え方から変えていく団体は青年会議所しかありません。限界を自分で決 める事なく主体性を持ち、自分の可能性を信じ仲間と共に成長しよう。

<基本理念>

地域のため、まちのため、人のためにみんなで分かち合いながらJCを楽しもう

<スローガン>

切磋琢磨 ~楽しくなければJCじゃない~

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